会社名 | サービス名 |
---|---|
NTTドコモ | Xi(クロッシィ) |
会社名 | サービス名 |
---|---|
イーモバイル | 未定 |
ソフトバンクモバイル | 未定 |
KDDI | 未定 |
他のモバイルブロードバンド(ワイヤレスブロードバンド)に比べて、低い周波数帯域の電波を使用しています。
低い周波数帯域の電波は壁などの障害物に強く屋内でも安定的に繋がることが予想されます。
会社名 | 周波数帯域 |
---|---|
NTTドコモ | 1.5GHz帯 と 2GHz帯 |
ソフトバンクモバイル | 2GHz帯 |
イーモバイル | 1.7GHz帯 |
KDDI | 800MHz帯 と 1.5GHz帯 |
ソフトバンクモバイルは高い周波数を使用するため、障害物に弱く屋内で通信速度が低下するかもしれません。但し DC-HSDPA と併用する可能性もあり、この場合屋内でも問題なく繋がるでしょう。
携帯電話回線であるため、マクロセル(セル半径が大きい)です。
セル半径が大きいため、電波の出力が大きいです。
高出力の電波を使うため障害物に強いことが予想されます。
その反面、消費電力が大きくなることが考えられます。
また、一つの基地局に接続するユーザー数が多くなるため、通信速度が遅くなる場合があります。
セル半径=数百メートルから十数キロメートル
5MHz幅
サービス開始当初は 5MHz幅。その後、10MHz幅,15MHz幅,20MHz幅へと拡大していく。
QPSK,16QAM,64QAM
電波状況に応じて変調方式を切り替えます。
下り OFDMA 方式
上り SC-FDMA 方式
MIMO
サービス開始当初は 2x2 MIMO になるようです。
その後、4x4 MIMO のサービスが登場するかもしれません。
規格の仕様上の理論最大値は以下のようになります。
帯域幅 | 推定通信速度 (下り) |
推定通信速度 (上り) |
---|---|---|
5MHz幅 | 40.8Mbps | 10.8Mbps |
10MHz幅 | 81.6Mbps | 21.6Mbps |
15MHz幅 | 122.4Mbps | 32.6Mbps |
20MHz幅 | 163.2Mbps | 43.2Mbps |
帯域幅 | 推定通信速度 (下り) |
推定通信速度 (上り) |
---|---|---|
5MHz幅 | 81.6Mbps | 21.6Mbps |
10MHz幅 | 163.2Mbps | 43.2Mbps |
15MHz幅 | 244.8Mbps | 64.8Mbps |
20MHz幅 | 326.4Mbps | 86.4Mbps |
実際の通信速度は、これより少し遅くなるでしょう。どの程度遅くなるかは提供業者によるので詳細は不明です。
NTTドコモが提供するLTEサービスの Xi(クロッシィ)では、以下のような通信速度になります。
帯域幅 | 通信速度 (下り) |
通信速度 (上り) |
備考 |
---|---|---|---|
5MHz幅 | 37.5Mbps | 12.5Mbps | |
10MHz幅 | 75.0Mbps | 25.0Mbps | 一部屋内施設のみ |
会社名 | LTE導入時期 |
---|---|
NTTドコモ | 2010年12月24日 |
イーモバイル | 2011年前半 |
ソフトバンクモバイル | 2011年以降になる。現在未定。 |
KDDI | 2012年12月 |
LTE は HSPA と互換性が無く、人口カバー率は HSPA とは一致しません。
各社の2014年末までに達成する人口カバー率の目標値は以下のようになっています。
会社名 | 人口カバー率目標 |
---|---|
NTTドコモ | 51.1% |
ソフトバンクモバイル | 60.3% |
イーモバイル | 75.2% |
KDDI | 96.5% |
イーモバイルとソフトバンクモバイルは DC-HSDPA と LTE を組み合わせたサービスを提供するという情報もあります。この場合、人口カバー率は非常に高くなります。
しかし、LTE の基地局が急に普及するわけがなく、サービス開始当初 LTE で接続できるエリアは限られたものになるでしょう。
Xi(クロッシィ)は、LTE と既存の HSPA を併用したサービスです。LTE で接続できない場所でも HSPA で接続できます。
NTTドコモの HSPA サービスである FOMAハイスピードの人口カバー率は 100% であり、Xi(クロッシィ)は速度が遅くなることを気にしなければ、日本全国どこでも繋がる事になります。
Xi(クロッシィ)が LTE 接続できるエリアは以下の様になります。
時期 | 接続エリア | 基地局の数 |
---|---|---|
2011年初頭 | 東京・名古屋・大阪の市街地 | 1000局 |
2012年初頭 | 県庁所在地級都市 | 5000局 |
2013年初頭 | 全国主要都市 | 15000局 |
2014年初頭 | 人口カバー率70% | 35000局 |
Xi(クロッシィ)の料金体系には2種類あります。「Xiデータプランにねん」と「Xiデータプラン」です。
どちらも、通信情報量5GBまでは 2段階定額制 で、5GB以上通信すると2GB単位で 2625円が追加されます。
「Xiデータプランにねん」は、契約期間に2年の縛りがあります。
「Xiデータプラン」は、2年の縛りがありません。
料金プラン名 | 基本料金 | 上限金額 | 基本バイト数 | 上限バイト数 |
---|---|---|---|---|
Xiデータプランにねん | 1,000円 | 6,510円 | 3.17MB | 20.66MB |
Xiデータプラン | 2,470円 | 7,980円 | 3.17MB | 20.66MB |
大多数の人は、上限バイト数以上で、5GB未満の情報量を通信することになると思います。
よって、上記料金プランは、実質 上限金額の定額制と同じだと思います。