わかりやすいモバイルブロードバンドモバイル通信入門HSPA+

HSPA+

HSPA+:High Speed Packet Access Evolution

導入している提供業者

会社名 サービス名
イーモバイル EMモバイルブロードバンド

導入を予定している提供業者

会社名 サービス名
ソフトバンクモバイル 3Gハイスピード
及び
ULTRA SPEED

周波数帯域

 他のモバイルブロードバンド(ワイヤレスブロードバンド)に比べて、低い周波数帯域の電波を使用しています。
 低い周波数帯域の電波は壁などの障害物に強く屋内でも安定的に繋がることが予想されます。

会社名 周波数帯域
イーモバイル 1.7GHz帯
ソフトバンクモバイル 1.5GHz帯

セル半径

 携帯電話回線であるため、マクロセル(セル半径が大きい)です。
 セル半径が大きいため、電波の出力が大きいです。
 高出力の電波を使うため障害物に強いことが予想されます。
 その反面、消費電力が大きくなることが考えられます。
 また、一つの基地局に接続するユーザー数が多くなるため、通信速度が遅くなる場合があります。

セル半径=数百メートルから十数キロメートル

帯域幅

 5MHz幅と比較的広帯域です。

変調方式

 QPSK と 16QAM です。  電波状況に合わせて切り替えます。

多元接続方式

 CDMA 方式です。

アンテナ技術

 シングルアンテナです。

通信速度

 規格の仕様上は下り 22Mbps 、上り 12Mbps です。 提供業者の HSPA+ の速度は以下のようになっています。

会社名 サービス名 下り速度 上り速度
イーモバイル EMモバイルブロードバンド 21Mbps 5.8Mbps
ソフトバンクモバイル 3Gハイスピード
及び
ULTRA SPEED
21Mbps 5.8Mbps

 ソフトバンクモバイルの ULTRA SPEED の場合、DC-HSDPA での通信になりますから、通信速度は下り 42Mbps になります。
 DC-HSDPA とは、HSPA+ の回線2つを同時に使用して通信速度を2倍にする通信規格です。
 従って、DC-HSDPA を使用することは、HSPA+ を2回線使用することを意味します。
 ソフトバンクモバイルは、DC-HSDPA 導入と同時に HSPA+ も導入するということです。

人口カバー率

 HSPA+ は HSPA と互換性があるので、HSPA+端末は HSPA基地局とも通信できます。但し、この場合、通信速度は HSPA と同じになります。
 従って、人口カバー率は HSPA と同じになります。

イーモバイル

 イーモバイルの自局の人口カバー率は 90% です。
 しかし、HSPA+で接続できるエリアの人口カバー率は不明です。

ソフトバンクモバイル

 ソフトバンクモバイルは、DC-HSDPA と、HSPA+ を同時に導入普及させていく体制を取るようです。
 よって、DC-HSDPA と、HSPA+ の人口カバー率は同じになることが予想されます。
 2010年11月4日の発表によれば、DC-HSDPA の人口カバー率は当初(2011年2月下旬)12%から始まり、2011年6月には60%を達成することを目指すとしています。

通信料金

 HSPA+ の通信料金は、HSPA に比べて上限金額が 1000円 割高になっています。
 提供業者(MNO)の月額通信料金は以下のようになっています。

会社名 サービス名 基本料金 上限金額
イーモバイル EMモバイルブロードバンド 900円 5980円

 イーモバイルには定額制の料金体系が存在し、HSPA+ の場合、月額 5580円 になります。

 MVNOもこれに近い価格になると思われます。

 ソフトバンクモバイルの料金体系については、現時点では不明です。

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EMモバイルブロードバンド

 下り最大 42Mbps ! DC-HSDPA 対応! 人口カバー率 90% !

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