モバイルブロードバンドとは(ワイヤレスブロードバンドとは)、携帯電話回線やPHS回線などの移動体通信回線を使用して、無線でインターネットへの接続を実現する技術・サービスのことです。
サービスは携帯電話業者やPHS業者によって提供されるため、利用するにはプロバイダとの契約が必要です。
通信料金は月4千円強から6千円弱ぐらい(5千円前後)です。
通信速度は、遅いもので下り最大512kbps、速いもので最大40Mbps と業者や種類によってバラツキが大きいです。
近年、急速に高速通信化が進んでおり、現在も高速化の途上にあります。
昔は携帯電話端末やPHS端末をモデムとして使用してインターネットへ接続していました。この方法では1時間も使用していると端末のバッテリーが切れて接続できなくなってしまいます。
現在は携帯電話端末やPHS端末のデータ通信機能を持つ非常に小型のデータ通信カードをコンピュータに接続して使用する方式が主流です。データ通信カードはパソコンの電力で稼働するためパソコンの電源が続く限り通信できます。
公衆無線LANと違い、携帯電話回線やPHS回線を使用している為、接続できる場所が非常に広く多いという特徴が有ります。
公衆無線LANのアクセスポイントがカバーできる範囲は半径数十から百数十メートル程度ですが、携帯電話回線の場合、一つの基地局で半径数百メートルから十数キロメートルをカバーします。一つの基地局がカバーできる範囲が広いので通信できる場所も多くなります。
また、基地局の数も公衆無線LANとは比較にならないほど多いです。
基地局の少ない業者で約6千局、多い業者になると3万局にもなります。
日本全国の主要都市はほとんどカバーされています。
モバイルブロードバンドは、携帯電話回線やPHS回線を使用するため、移動体の中でもインターネットを利用できます。
ハンドオーバーという技術に対応しており、移動体が、ある基地局のカバーするエリアから、別の基地局のカバーするエリアへ移動したときに、自動的に基地局を切り替えます。
当サイトでは、このモバイルブロードバンド(ワイヤレスブロードバンド)について詳しく解説していきたいと思います。